2007/05/21

“archiperago”

“archiperago”ということに関して書いてみようと思います.

「アーキペラゴ」とは,群島ないし多島海ということを意味します.
また大文字で Archiperago と書くと,エーゲ海を指します.
人類学者の今福龍太さんによって提唱されている概念ですが,非常に示唆に富み,面白いので,自分のブログのタイトルとして用いさせていただきました.

群島ないし多島海ということは,海のなかに島が点在していると考えてもいいし,島のある海とも考えられるもの.海であり,島であり,そのどちらにも安定しない.そして,海というのは,境界線がなく,流動的.この「アーキペラゴ」という言葉のもつimageは,とてつもなく広がりをもっていて,同時にその詩的なものに,つい魅了されてしまうとこがあるような気がします.

また archi- は,「原型,祖型」を意味し, -perago は,「海」を意味していて,「アーキペラゴ」は,「始原の海」ともいえる.それは原初的であると同時に,根元的であり,imageとしては,まっさらなもので,そこにどんな絵柄を描きこむこともできる.

そんなことをこのBlogに書いていけたらいいなと思ってます.
いままで,あまりoutputしてこなかった知識や思いを,まっさらな「アーキペラゴ」に描いてみたい.
そのときどきで,学んだことや経験したことを書いていきます.

0 件のコメント: