経営学の神様ともいわれるDruckerのinnovationをめぐる言葉です.
- 企業の目的が顧客の創造であることから,企業には2つの基本的な機能が存在する.すなわちマーケティングとイノヴェーションである.
- イノヴェーションは事業のあらゆる局面で行われる.
- 顧客の欲求を変化させ,新しい欲求を創造し,古い欲求を消滅させるイノヴェーションの可能性・・・・・・顧客の欲求を満足させる新しい方法を生みだし,価値のコンセプトを変え,より大きな満足を可能とするイノヴェーションの可能性・・・
- イノヴェーションは,事業にとって,マーケティングの目標を達成する手段であるばかりでなく,それ自体,事業が目的とし,かつ逆に影響を受ける1つのダイナミックな力である.
- イノヴェーションとは,顧客にとっての価値と満足に他ならない.
さまざまな人から尊敬を集めるDruckerの魅力の1つですね.
ここでのポイントは,供給サイドではなく,需要サイドに,innovationの原泉がある,ということでしょうか.「誰かのために」 ・・・ 変わらなければいけないのです.
決して 独りよがりではいけない.それはビジネスだけでなく,どんな人間関係においても同じことがいえるのだと思います.
こうして語源やDruckerの言葉をみていると,innovationというのは決して,技術や経済のための言葉ではなく,日常的な生活のなかにあるものだということです.
需要 という 相手にたいして,新しい「経験」をつくること,それこそがまさにinnovationといっても過言ではないと思います.
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