2007/05/21

Peter F. DruckerのいうInnovation

経営学の神様ともいわれるDruckerのinnovationをめぐる言葉です.

  • 企業の目的が顧客の創造であることから,企業には2つの基本的な機能が存在する.すなわちマーケティングとイノヴェーションである.
  • イノヴェーションは事業のあらゆる局面で行われる.
  • 顧客の欲求を変化させ,新しい欲求を創造し,古い欲求を消滅させるイノヴェーションの可能性・・・・・・顧客の欲求を満足させる新しい方法を生みだし,価値のコンセプトを変え,より大きな満足を可能とするイノヴェーションの可能性・・・
  • イノヴェーションは,事業にとって,マーケティングの目標を達成する手段であるばかりでなく,それ自体,事業が目的とし,かつ逆に影響を受ける1つのダイナミックな力である.
  • イノヴェーションとは,顧客にとっての価値と満足に他ならない.
Druckerの言葉は,ものすごく示唆に富んでいて,いわゆるビジネスにいる人たちとはずいぶん違った発想をしています.
さまざまな人から尊敬を集めるDruckerの魅力の1つですね.

ここでのポイントは,供給サイドではなく,需要サイドに,innovationの原泉がある,ということでしょうか.「誰かのために」 ・・・ 変わらなければいけないのです.
決して 独りよがりではいけない.それはビジネスだけでなく,どんな人間関係においても同じことがいえるのだと思います.

こうして語源やDruckerの言葉をみていると,innovationというのは決して,技術や経済のための言葉ではなく,日常的な生活のなかにあるものだということです.
需要 という 相手にたいして,新しい「経験」をつくること,それこそがまさにinnovationといっても過言ではないと思います.

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